多面観察マネジメント版で使われるデータ分析
尺度の内容は等質か
信頼性が高い
α(アルファ)係数は、尺度の信頼性を示す係数です。
「多面観察 マネジメント版」を構成する5領域とアドミニストラティブスキルの下位4尺度、
合計9つのα信頼性係数は、いずれも0.8を超え、一貫性のある質問の集まりであり、
かなり高い信頼性を持っているといえます。(係数は0.7以上が望ましい)
| 5領域8尺度 | α係数 | 
|---|---|
| 1.テクニカルスキル | 0.82 | 
| 2.アドミニストラティブスキル | 0.90 | 
| ◇戦略思考・策定 | 0.89 | 
| ◇戦略実行 | 0.93 | 
| ◇プレゼンテーション | 0.81 | 
| ◇折衝・調整 | 0.83 | 
| 3.ヒューマンスキル | 0.92 | 
| 4.パーソナリティ | 0.85 | 
| 5.ウィル&バイタリティ | 0.87 | 
事例研究
職位階層との関連性(A社の場合)
A社の職制として、マネジメントの階層のうち、3階層について「多面観察 マネジメント版」を実施しました。
この結果では、上位マネジメント層のほうが、より観察結果が高い点が認められ、上位者のほうが、
より的確な管理者行動を実施していることがわかります。
この点は、上位者、同位者、下位者それぞれの観察結果でも同様な結果が得られています。
尺度得点の結果はマネジメント行動について、高い妥当性があることを示しているといえます。
 
									
							 
								 
								 
										 
										