採用・昇格・人材・組織開発の日本経営協会総合研究所

自治体/公的団体

習志野市様(千葉県)

多様な人材の確保と採用業務の負担軽減

導入事例 習志野市

サービス導入の成果

  • 業務効率化
    業務効率化
  • 応募者数の確保
    応募者数の確保
  • 受験者の利便性向上
    受験者の
    利便性向上

サービス導入のポイント

  1. SCOA適性検査による受験者数の増加
  2. テストセンター方式で業務負荷軽減
  3. Be-Smartで事務作業の効率化

SCOA総合適性検査の導入により、公務員志望者の確保とミスマッチ防止を実現。テストセンター方式の実施で応募者数増加と業務負荷軽減の効果が得られ、さらにBe-Smartの導入により事務作業の効率化が達成され、今後も採用活動の改善を続けます。

SCOA総合適性検査を導入された経緯を教えてください

習志野市

ここ最近の流れとして、公務員の志望数が減少しているというものがございます。本市においても例外ではなく、受験者数が微減状態でしたので、民間企業を志望する学生に対してもアピールをするために、公務員試験対策不要のSCOAを導入させて頂きました。実際にSCOAを導入したことにより、社会人経験をされてから公務員試験を受験される方が増えている印象です。

また民間型試験は数多くありますが、多くの自治体での実績があって、かつ価格を安く抑えることが出来るという点でSCOAを選ばせて頂いております。さらにSCOAの場合、マークシート方式・テストセンター方式・Web方式と様々な試験方式を選択出来ますので、そこも大きな魅力と感じております。
特に近年は感染症対策の影響もあり、本市でも2023年からテストセンター方式とWeb方式の採用試験を導入いたしました。

2023年からテストセンター方式を導入された経緯を教えてください

今までは採用試験を実施するたびに、試験会場として市内の中学校を借用し、職員を40~50名動員し、事前の設営から試験当日の管理・運営を行っておりました。そこにかかる時間外勤務の費用や職員の負担はもちろん、生徒が部活動を出来ないという問題もございました。加えてコロナの密回避のため、1教室あたりの人数を減らすということも重なり、従前のやり方では対応が難しいと考え、新たにテストセンター方式を導入いたしました。

テストセンター方式に変更したことで、変化はございましたか

直近で実施した試験では、職員の事務処理がだいぶ減った印象です。今までは1日がかりで事前準備や設営を行っておりましたが、テストセンター方式の場合、運営や管理をすべてNOMA総研様に委託できるため、専門試験のみの事前準備で済むようになり、人数を減らしたうえで、半日程度の期間で作業が完了致しました。採点についても後日データとして送られるという形なので、かなり事務負荷は減りました。

実際に導入するにあたっては、事務の流れが大きく変わるということで、若干の不安はございましたが、NOMA総研様の的確なサポートがあったため、トラブルもなく実施することが出来ました。
また学生からすると、マークシート方式よりも適度な距離感が保てて、落ち着いて受験できると思いますし、実際に北は北海道から南は九州、宮崎まで受験があり、応募者増加にも寄与しており、これからも継続して利用していきたいと考えております。

Be-Smartを導入した経緯を教えてください

習志野市ふるさと産品 習志野ソーセージ

習志野市ふるさと産品 習志野ソーセージ

受験生の利便性向上と職員の事務負担軽減が大きな理由になります。
民間ではWebエントリーが普及している中で、本市では窓口での受付と郵送、あとは電子申請サービスという3パターンの受付を行っておりました。申込みがあったものを、職員がエクセルに打ち込むという作業があり、かなりの事務負担になっておりました。また申込みの内容に不備があった場合は、1件1件職員が電話をかけておりましたし、合格通知についても複数の職員で発送作業を行う必要があったことも大きな負担となっておりました。

Be-Smartを導入して、どのような効果がありましたか

採用選考では、次の面接日時が決まっているので、スピードが求められますが、メールで連絡できるようになったことから速やかに連絡が取れるようになりました。また、合格通知の発送作業がなくなり、事務負荷も軽減されました。
費用面で見ても、今までは郵送の予算だけでも1回の採用試験あたり15万円程度掛かっていたものが、要らなくなりました。
Be-Smartを導入するコストはかかっておりますが、郵送代の削減や、業務効率化に伴う時間外勤務の削減などで、むしろプラスになっているという印象です。

今後の採用活動の課題と展望についてお聞かせください

谷津バラ園

谷津バラ園

応募者数の減少が最大の課題です。特に土木技術職は、民間企業の方が良い待遇で、そちらに流れて行ってしまうので、試験内容を根本的に変える必要性も感じております。
また専門職以外でも、採用試験の在り方は変革の時期にあると考えており、今までのように公務員試験のための勉強して来るのが前提というやり方では難しい部分も多いと感じております。そこでスケジュールの前倒しや、試験内容の見直しなど柔軟な動きを模索しております。また広報という部分でも、今までのように市のホームページに載せるだけではなく、公務員の働きやすさや市役所で働く魅力を前面に出して、大学などにアプローチを掛けていく必要はあるのかなと思っております。

今回お話をお伺いしたご担当者様のご紹介

  • 導入事例 習志野市

    総務部人事課 人事研修係長
    野苅家 久 様

  • 導入事例 習志野市

    総務部人事課 人事研修係 主査
    梶原 典史 様

人事課題について
お聞かせください