採用・昇格・人材・組織開発の日本経営協会総合研究所

自治体/公的団体

刈谷市様(愛知県)

受験しやすい環境の提供と業務の効率化を実現

導入事例 刈谷市様

サービス導入の成果

  • 業務効率化
    業務効率化
  • 受験者の利便性向上
    受験者の
    利便性向上

サービス導入のポイント

  1. 受験の利便性向上のためBe-Smart導入
  2. Webテストでコロナ対策と受験環境の柔軟化
  3. インターンシップで志望度向上と業務理解促進

Be-SmartとWebテストの導入により、受験者と採用担当者の負担軽減を実現。さらに、インターンシップを通じて刈谷市への志望度を高め、効果的な採用選考を行っています。

近年の採用試験の傾向と課題を教えてください

刈谷市役所

他の自治体との併願者が多く、試験途中で辞退をする申込者が一定数います。そのため、刈谷市への志望度を高めることが課題となっています。また、土木技術職など申込者が少ない職種について、採用人数の確保も課題となっています。
令和4年度よりBe-Smartを導入し、令和5年度も引き続きBe-Smartを利用させていただいています。前年度と同数程度の申込みがあり、受験申込みを紙で行っていた時よりも申込者の負担軽減が図れていると感じます。

Be-SmartとWebテストの導入目的と感想についてお聞かせください

ミササガパーク

ミササガパーク

Be-Smart を導入した目的としては、申込者及び採用担当者双方の負担軽減です。導入以前は、受験申込みを紙で行っていましたが、Be-Smartでの申請にすることで、申込者の負担を軽減することにより、申込者数の増加を図りました。また、申込者情報の入力及び管理など職員採用試験に係る一連の事務作業についても簡素化し、業務の効率化を図りたいと考えました。

導入後は、前述の点に加え、試験日程や合否等の通知を紙ではなくシステムからのメールに変更するなど、事務が軽減されていると感じています。また、採用試験以外にインターンシップの申込みにも活用しています。それにより、さらに事務が簡素化されていると感じます。また、令和5年度よりエントリー内容の一時保存が可能になったことで、申込者はさらに利用しやすくなったと思います。

SCOA総合適性検査のWeb方式を導入した目的としては、主に新型コロナウイルス感染症への対策です。感染症の影響により、受験生を一つの会場に集めることで感染リスクが高まることが危惧される中、Web方式であれば受験生が都合の良い時間と場所で受検することができ、コロナ禍における採用試験のあり方として非常に適していると感じました。また、試験結果の確認や、試験未実施の受験生の確認、未受験者へのリマインドメールの送信もすぐに可能なので効果的に運用できています。

実施した効果や課題、新たな取り組みについて教えてください

刈谷ハイウェイオアシス/カリアンブレラ

上:刈谷ハイウェイオアシス 下:カリアンブレラ

課題については、Be-Smartからの申込の際に、試験区分などの入力誤りや重複登録が一定数見られるため、案内時の説明についてもう少し工夫が必要であると感じています。

Webテストについては、不正受験の可能性があるため、費用面も鑑みながらテストセンター方式への切り替えも今後検討していく必要があると感じています。

刈谷市ではBe-SmartやWebテストを利用し受験者、採用担当者双方の負担を軽減していますが、面接の際は実際に全ての受験者と会い、対面での面接を行っています。またインターンシップにも力を入れており、各課にオリジナルのカリキュラムを組んでもらい、積極的に応募者を受け入れています。このようにDXを進める部分と以前から実施していた効果的な手法を組み合わせ、より精度の高い採用選考を実施しています。

また①の課題に挙げた刈谷市への志望度を高めるため、インターンシップの実施や各大学等の企業説明会及び合同企業展への参加、先輩職員との座談会の開催を通じ、刈谷市役所の雰囲気等を知っていただくようにしているので、今後も継続していきたいと考えています。

夢と学びの科学体験館/マスコットキャラクターかつなりくん

左:夢と学びの科学体験館 右:マスコットキャラクターかつなりくん

今回お話をお伺いしたご担当者様のご紹介

  • 導入事例 刈谷市

    総務部 人事課 人事給与係
    高木 智子 様

  • 導入事例 刈谷市

    総務部 人事課 人事給与係
    山口 繁 様

人事課題について
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