採用・昇格・人材・組織開発のNOMA総研

自治体/公的団体

大泉町様(群馬県)

テストセンター方式の導入による応募者数の確保およびコロナ感染リスクの軽減

総務部 総務課 人事係 新井 貴 様/間々田 公子様

サービス導入の成果

  • 応募者数の確保
    応募者数の確保

サービス導入のポイント

  1. 将来を見据えた新しい採用方法の検討
  2. SCOA-Bの面接展開シート活用により面接の精度が向上
  3. 内定辞退者を減らすための試み

全国約340か所以上のテストセンターで受験できるようになったことで、県内のみならず、県外の方にも受験しやすくなり応募者数が増加。また試験会場を分散させることができ、コロナの感染リスク軽減にもつながりました。

近年の採用試験に関する課題と今年の採用試験状況を教えてください。

群馬県大泉町の全景

近年の本町における採用試験の課題は2つありました。1つ目は応募者の確保、2つ目は新型コロナウイルス感染症が流行しているなかでの採用試験の実施方法についてです。応募者については、近年、横ばいの状態が続いており、なかなか応募者の増加を図ることができませんでした。そのため、令和2年度からは、紙の申込書を提出する方法から町ホームページの申込フォームによる申し込みにしたり、対象年齢を引き上げたりするなど見直しを行いました。また、新型コロナウイルス感染症が流行しているなかで、試験方法の見直しも迫られました。受験者同士が接触する機会を防ぐため、これまで実施していた集団面接や集団討論など集団試験の実施を中止しましたが、協調性や傾聴力など、複数人いる環境で行う試験だからこそ把握できる受験者の特徴もあります。試験方法が限られるなかで受験者の内面を見極めることも大切だと認識しています。そうした課題を踏まえて、令和3年度からは、SCOA総合適性検査のテストセンター方式の実施と、パーソナリティ検査 SCOA-Bの結果をもとに作成される面接展開シートを活用し、令和4年度も継続しました。

当社のサービスを導入したねらいと所感をお聞かせください。

大泉町ブラジル人ボランティアチームWe are with You

テストセンター方式を導入したねらいは、全国340か所以上のテストセンターで受験できるようになることで、県内のみならず、県外の方にも受験していただきやすくするためでした。実際、導入した令和3年度は、北は北海道から南は九州まで全国各地の方から申し込みがありました。受験者を対象にしたアンケートでも、「日時や場所を選択できてよかった」というお声をいただくなど、約92%の受験者から好評を得ています。また、テストセンター方式を導入する前に本庁舎で実施していた筆記試験の際は、受験者が密にならないよう会場を分散したり、換気を徹底したりするなど、新型コロナウイルス感染症対策に努めてきました。テストセンター方式にすることでより試験会場を分散させることができ、集団感染のリスク軽減につながりましたので、コロナ禍での試験方法として有効であると感じています。

SCOA-Bの面接展開シートについては、限られた面接の時間のなかで受験者の内面を効率的に見極めるために活用することがねらいでした。本町は、人口の約19%を外国人の方が占めている、多文化共生の町です。受験者のなかには、国際色豊かな本町で働きたいなど、その特色に憧れや情熱を抱き応募してくださる方も少なくありません。もちろん、そうした意欲はとても大切ですが、採用する立場としては、意欲に加え、町民福祉の向上という目的に寄与できるかどうかなど、その人自身を見極めることが求められています。その意味で面接試験の重要性が増しているなか、面接展開シートはSCOA-Bの検査結果を踏まえ、受験者の特徴とそれらを確認するための具体的な質問例を表示してくれるので、受験者一人ひとりに合った質問をすることができ、個性を掴みやすくなっていると思います。また、前述した集団試験が実施できない点も補完してくれていると感じています。

実施をした効果や今後の課題についてはいかがでしょうか。

大泉まつりの様子

テストセンター方式を導入した令和3年度の応募者数を見てみると、前年度の135人と比較して178人と約1.3倍、5年前の67人と比較すると約2.7倍にまで応募者が増え、過去10年で最高の数となりました。県外の応募者も令和3年度は、前年度比で約1.6倍になるなど、テストセンター方式に変更した効果が大きかったのだと感じています。また、事務負担が軽減したことも大きな効果です。数多くの受験者が来庁する第一次試験は、事前準備や当日の対応など、実施に大きな労力を必要としました。テストセンター方式によって、そうした時間がなくなったため、私たち人事係としてもエントリーシートの読み込みなどに力を入れるなど、時間を有効に使えていると感じています。

今後の課題は、内定辞退者を減らすことです。受験者のなかには、他の自治体や民間企業などを併願している方もいらっしゃいます。優秀な人材が、他の自治体などでなく、本町役場へ入職してくださるためには、内定者の皆さんに『大泉町の職員として働きたい』という気持ちを抱いていただくことが大切になります。そのため、令和3年度からは内定者懇談会を開催し、本町役場で勤務する先輩職員との懇談の機会を設け、職員としての働きがいなどを内定者に伝えています。さらに、定期的なフォローやeラーニングの受講など、辞退を防ぐための取り組みも行っています。今後は内定者のインターンシップも検討していますし、『大泉町役場に入庁したい』と思ってもらえるように魅力を発信していくことも努めていきたいと考えています。

今後の採用試験の展望についてもお願いいたします。

今後の採用試験については、試験方法を検討していきたいと考えています。他の自治体では、Web面接サービスや自己PR動画による選考を実施しているところもあります。どのような試験方法がよいのか、大泉町民の福祉の充実のために真摯に働いてくれる人材を取り入れるためにはどうしたらよいのか、そうしたことを念頭におきながら、常にアンテナを張って、効果的な採用試験を実施していきたいです。また、魅力的な募集の仕方も考えていきます。現在、大泉町ではブンナビ公務員も活用して町の採用試験の募集を行っていますが、さまざまなSNSなどを活用して自身の市や町をアピールしている自治体もあります。大泉町の魅力を多くの人に知ってもらい、町の職員として働きたいという意欲をもってもらうため、どのようなPRをしていくとよいのか、いろいろな広報の方法を検討していきたいと思っています。

今回お話をお伺いしたご担当者様のご紹介

  • 導入事例 大泉町様(群馬県)

    総務部総務課人事係
    新井 貴 様

  • 導入事例 大泉町様(群馬県)

    総務部総務課人事係
    間々田 公子 様

人事課題について
お聞かせください