サービス導入の成果
サービス導入のポイント
- 採用試験をマークシート方式からWeb方式に切り替えたことによる効果
- Webテストにおける運用上の課題
- 今後の採用活動の展望
長年、新入社員の採用試験において弊社のSCOA総合適性検査をご利用いただいている新潟県の株式会社大光銀行様に、採用活動の近況や弊社が提供するWebテストに関連してお話を伺いました。
SCOA総合適性検査のマークシート方式を導入されていましたが、昨年度よりWeb方式の基礎能力 SCOA-i・パーソナリティ SCOA-Bへ切替された理由を教えてください
直接的な理由は、昨年度からのコロナ対応です。テストセンター方式も検討はしましたが、結局はWebテストを導入しました。現在の選考工程は、1次選考でWebテスト、2次選考でWeb面接、最終選考が対面面接となっており、面接も含めWeb化を図れていることで受験者の利便性向上を実現できています。
従来はあまり見られなかった、北海道など遠方からの受験者も見られるようになりました。面接ではどうしても対面でしか確認できない点もありますが、テストについてはWebでも大きな支障はないと考えています。
数あるWebテストで、SCOAを導入されている理由は何ですか
これまで20年近くSCOAを利用しており、蓄積データの継続性という観点から選んでいます。特にパーソナリティ SCOA-Bにおいては、ハイパフォーマーがどのような性格特徴を有しているかを社内で検証しており、以前から選考の参考にしていました。
また、基礎能力 SCOA-iの「言語」「数・論理」「空間」「知覚の正確さ」といった各測定項目の妥当性も評価し、選考時の参考情報として信頼して利用しています。
Webテストを導入して採用活動で変わった点を教えてください
従来、本社のある新潟に加え、東京でも集合形式にて採用試験を実施していました。東京にも会場を設置することの費用・時間的負担を考えると、それらを削減できた点は非常に大きいと感じます。直接的なきっかけはコロナ対応でしたが、省力化が実現できた点こそ最大の成果であると感じています。
また、テストのWeb化によって結果がよりスピーディーに受け取れるようになった点も、採用活動の工程全体から考えると大きなメリットです。
Webテストの課題をあげるとすれば何ですか
あえてあげるなら、運用上の事象になります。まだWebテスト自体に不慣れな学生も多いせいか、例えば当社に事前に申告してきたメールアドレスがまちがっていたり、Web環境にうまく接続できない受験者もいる様子でした。このあたりは、試験案内メールのドメインを事前に伝えておくことを徹底するなど、経験則の中で今後もさらに改善できると思っています。
今後に向けた採用活動の展望をお聞かせください
受験者数は昨年度まで減少していましたが、今年度は増加しました。業界ごとの変動や景気動向による影響もあると思いますが、一次選考をWeb化したことによる間口の広がりも受験者数増加の要因であると思います。
WebテストやWeb面接を経て入社してきた社員のパフォーマンスが見えてくるのはこれからですが、来年度以降に向けても、認識している課題は解決しつつ、良かったところ・うまくいったところはそのまま継続して、検証を重ねながら採用活動全体をブラッシュアップしていきたいと考えています。