第1回 ダイバーシティを推進する組織風土づくり~ダイバーシティ意識調査を利用して~

【担当:株式会社日本経営協会総合研究所 主任研究員 山根 郁子】

開催日時・会場

本セミナーでは、人事、人材開発、CSRご担当の方を対象に、ダイバーシティの最新動向と、ダイバーシティ意識調査の商品説明をご紹介しました。
2017年3月に新宿、大阪、名古屋で計3回開催し、25社43名の方に参加いただきました。
セミナーの概要は、下記のとおりです。

■第1部 ダイバーシティを進めるために

ダイバーシティと「働き方改革」
制度が使えない本当の理由
みんなのための「合理的配慮」
カタチだけではないダイバーシティの推進のための、実務的なアイデア・コツを紹介しました。

■第2部 ダイバーシティ意識調査とは

ダイバーシティ意識調査の特長として、

(1)『ダイバーシティ』の実態を、7つのダイバーシティ×4つのステップ=28項目にて多角的に把握
(2)施策、社内制度、ワークライフバランスなどの認知度と実践度を測る
(3)データに基づき、「誰が」「何を」すればよいのか、具体的な提言を行う

を挙げ、具体的な測定内容や属性の設定方法、調査運営を紹介しました。

■アンケート結果

結果
  • ダイバーシティで重要視している領域の第1位は女性であった。
  • 次いで、「ご本人の抱える事情」「障がい者」「シニア層」と続くが、順不同であった。
考察
  • ダイバーシティの第一歩として、まず「女性」から取り掛かっている状況が示唆される。
  • ダイバーシティの優先順位は、各社で異なっていると推定される。
結果
  • 4つのダイバーシティにおいて、取り組まなければならないことの優先順位が異なっていた。
  • 女性は「職場の風土改革」「登用や職域拡大」、外国人は「男性の意識改革」「職場の風土改革」、シニア層は「人事制度の改定」、障がい者は「職場の風土改革」が上位に挙げられた。
考察
  • 上記の4つのダイバーシティだけでなく、他のダイバーシティについても、それぞれ取り組むべき施策が異なることが示唆される。

■セミナー参加者の声

ご参加された方々からは、下記のようなご質問やご意見をいただき、ご好評をいただきました。

【電気・ガス】大変興味深く伺いました。今後の参考にさせていただきます。
【IT・情報】従業員意識調査との併用についてご相談させてください。
【電気・ガス】同調圧力の話に、いたく共感いたしました。